「日高晤郎さん」
悲しいことって 人生に何度あるのでしょうか。
めまいがするような、一瞬で涙があふれるような、立っていられないような・・・。
そんな悲しい別れがありました。
先々週に札幌でご一緒した日高晤郎さんが亡くなられました。
あの時も辛そうだったけどこの人は絶対元気になる！って祈りを込めて手を握ってお別れしました。
私がデビューして間もない頃からずっと、ずっと可愛がって下さいました。
復帰した時も泣いてばかりいる私の背中を誰よりも強く押して下さった・・・。
何十回 番組に出させて頂いたことでしょう・・・。
一緒に考えた時かな・・・、
お茶をこぼしたら 汚れを拭こうとして下さったり
ピアニストの西村由紀江さんともご縁を繋いで下さいました。
コマネチを 何回やらされたか。
最後のステージは なんだかずっと胸がいっぱいで泣きっぱなしだったけど「素晴らしかった、素晴らしかった。歌へのその気持ちを 絶対忘れないで」と何度も言って下さいました。
誰と戦うのではない。常に自分と戦う。そんなことをいつも思っていられる歌手であってほしい。そう言って ステージの始まる前に言葉を下さいました。
打ち上げの場所で最後におっしゃったのは「今日のことは 必ず今日、仲間同士で話して 次につなげて」
どれもこれも 魔法の言葉のように心に響きます。
”つまらない一日はあってもつまらない人生は無い。”
”頑張り過ぎず諦めず、頑張り過ぎず怠らず。”
”昨日より今日はきっと佳（よ）い日。”
いっぱい 教えて下さった・・・。こういう 世界観で番組をされている方はきっと 他にいない。
明日は いろんな想いをしっかり歌に込めて大事に、ひたすら大事に唄おうと思います。